今日の日経から~鮮度保つ包装材に需要~

https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=2&n_m_code=024&ng=DGKKZO74269090Y1A720C2QM8000

新型コロナウイルスは私たちの生活に大きな影響を与え、その中で買い物の回数が減る事により、日持ちする食材への注目が高まったとの記事。

カット野菜などを長持ちさせる包装材は一派より2~3倍高価ではあるが、

2019年度比では出荷が一割増加。

おなじみのサトウのごはんでは包装資材の工夫により賞味期限を従来の10カ月から1年に延ばす事に成功。

かなり割愛しましたが以上が記事の概要です。

高機能な包装資材は食品ロス、災害時への食品備蓄への大きな戦力となりうる可能性を感じました。ですが、高機能であればなんでも良いという訳では無く、脇役である包装資材に大きなコストをかける事は出来ません。

そもそも包装とは何なのかと、日本梱包工業組合は

「包装は物品の輸送・保管などにあたって価値及び状態を保護する目的となっているが、本来包装は生産者から最終需要者または消費者に、品質を損なわずに無事に届けるための保護手段であって、包装そのものが目的ではない」

と規定し、次の文では

「したがって、目的が達成し得るのであれば無包装でも差支えない」

と言い切ってしまっています。(笑)

ここから先は工業包装と商業包装に枝分かれしそれぞれの目的について述べられているのですが、それを語るのはまた今後の機会に。

つまり何が言いたいのかというと、我々包装業界は常に、自社の利益を上げる事が宿命でありながら、必要最小限の資材、コストをかけながら商品の安全、品質を保護する使命があります。

完璧な包装であるがお金がかかりすぎても、NO

資材を省き商品のダメージに繋がるのも勿論 NOなのです。

現在世界的な原材料の高騰により、合成樹脂メーカーは今年だけでも数度の値上げが起こり、包装フィルムにも影響が及んでいます。

それは我々木材を中心に使用する包装業者にも同じく原材料の高騰による影響が出ております。

その中であっても工夫を凝らしお客様の商品を最終需要者にまで、必要最小限の資材、コストで届ける包装を提案をするため、今後もなお一層社員一同努力していく次第であります。